子どもの肌は大人よりもデリケートです。

最近の小学生は身だしなみを気にしてオシャレな子が多いようですが、まだ大人とは違って身体や皮ふは出来上がっていません。

もしお子さんが脱毛に興味を持ったのであれば、ご両親が気にかけてあげてください。

デリケートな子どもの皮ふは傷つきやすい

毛深さは友達から指摘されることもあり、気にするあまり自分で脱毛・除毛をしようとするお子さまも少なくありません。

しかし安易に毛抜きなどを使っていわゆる脱毛をしてしまうと危険です。

小さなお子さまの場合、皮ふが傷ついて痕が残ったり、そこからばい菌が入ったりという皮ふトラブルが起こります。

また、セルフでの脱毛は時間と手間がかかる割に、根本的なムダ毛の解決にはなりません。

根が残っていることが多いので、時間が経てばまた生えてくるのです。




自己流脱毛の時間と手間

まず脱毛と除毛の違いはご存知でしょうか?

美容皮膚科や美容クリニック医師の言によると、この二つは下記のように定義されています。

脱毛

脱毛とは、毛根からしっかり毛を「ぬいて」しまうことです。

エステサロンやクリニックでの処理法(光脱毛、ニードル脱毛、レーザー脱毛など)と自己処理法(ピンセットなどによる毛抜き、脱毛ワックス、家庭用脱毛器の使用など)があります。

除毛

除毛とは、皮ふの中まで入らず、表面に突起している毛だけを「切って除く」方法です。

カミソリや電気シェーバーなどの器具を使って剃る方法と、除毛剤(クリームなど)を塗って流す方法、除毛テープを貼ってはがす方法などがあります。

自宅でリーズナブルかつ手軽に行える脱毛方法は「ピンセットによる毛抜き」「脱毛ワックス」辺りでしょう。

家庭用脱毛器という方法もありますが、だいたい数万円程度かかります。

脱毛ワックスなら数千円程度、ピンセットなら更にそれより安価ですよね。

しかしいくらコストが安くても、その分時間と手間はかかります。

まずは一般的な脱毛ワックスの使い方からお話しいたしましょう。

【脱毛ワックスの使用方法】

1)身体を洗い、毛の流れを(流れに沿った方向へ)整えます。

2)脱毛ワックスを塗布していきます(厚さ1mm以下を目安に)。

3)脱毛したい部分にカットしたシートを貼っていき、しばらく待ちます。

4)今度は毛の流れとは逆方法へ、ベリベリッと剥がしていきます。

5)最後にケアローションなどで皮ふをアフターケア。

永久脱毛ではないのに(ちなみに脱毛ワックスの効き目は人気商品で約2週間から2ヶ月程度)、意外と手間が掛かりますよね。

その上使用するワックスやシートによっては痛みが生じます。

一本一本抜くピンセット法ならなおさら手間と時間と痛みが伴い、かなり効率が悪いですね。

自己流脱毛は埋没毛トラブルを引き起こす

ピンセット毛抜きや脱毛ワックスなどの自己流脱毛法は手間や時間がかかるだけではなく、細菌・雑菌が入りこんで「埋没毛」になるケースもあります。

埋没毛とは、正常な状態では皮膚表面から外へ向かって伸びてくるはずの毛が、皮膚の外へ出ず皮膚内部(体内)で埋もれたままで育ってしまう異常状態です。字の通り「埋もれ没している毛」のことですね。

埋没毛になると皮ふが黒くポツポツした状態(色素沈着・ニキビ状)になったり、炎症(毛嚢炎(もうのうえん)など)を引き起こしたりします。

毛嚢炎は軽度な場合放置しておいても治りますが、悪化すると通院や抗生物質やステロイド剤の投薬が必要になるなど深刻です。当然痛みや痒みなどの不快も伴います。

大人でも大変ですが、まだ痛みや不快感に対しての耐性が薄い小さなお子さまですと尚更治療はつらいものになるでしょう。

まだ皮ふや身体が出来上がっていないうちからの自己流脱毛はおすすめできません。