ムダ毛の濃さは大人も子供も悩みどころです。

特にお母さま・お父さまが剛毛で悩んでいる場合、我が子のムダ毛も自分が処理して解決してあげたいとお考えになることでしょう。

しかしお子さまの肌を、大人と同じように考えてしまってはいけません。

ご両親と同じ脱毛処理方法をしてしまうと、取り返しのつかない結果を招いてしまうかもしれません。

ここではお子さまのカミソリ・電気シェーバー剃毛での問題点を掘り下げていきましょう。

安易な剃毛は皮ふが傷つく

桃の産毛をそっとカミソリで削いでみてください。

薄皮を剃らずに柔らかい毛だけをすべて刈りとることができますか?

おそらくどれだけそっと扱っても薄皮が所々めくれていることでしょう。実までざっくり切ってしまっている部分もあるかもしれません。

桃と人(お子さま)の肌を一緒にするのは大げさに見えるかもしれませんが、それほど幼いお子さまや不安定なティーンエイジャーの肌はデリケートなのです。

肌を切ることがなくても、カミソリ負けによってお肌が赤くなったりヒリヒリと痛くなったりすることも多々あるでしょう。

人の肌は桃のように傷や切り跡がはっきり見えるわけではありませんが、カミソリ後には小さな傷や削り跡がたくさんついています。

そして表皮だけではなく皮下が傷ついたり荒れたりしている場合もあるのです。

しかもそれらの傷痕は一見しただけではわかりにくいものも多いので厄介ですね。

カミソリや電気シェーバーはすぐ目に見えて除毛効果がありますが、後々のことを考えると成長過程のお子さまへの使用はあまりおすすめできません。




カミソリ後に生えてくる毛はチクチクする

カミソリや電気シェーバーを使う剃毛は、脱毛ではなく「除毛」に分類されます。

その他にある除毛方法は除毛テープや除毛剤(クリームなど)の使用です。

カミソリやシェーバーでのムダ毛除毛は、広範囲を一気に刈りとることができるので手早いですよね。

しかし毛根を抜くわけではなく、あくまでも表皮から上に出ている毛を「切る」だけです。

この除毛作業は「一回行えば終わり!」というわけではありません。再びムダ毛が伸びてくれば、ずっと除毛し続けなければいけないのです。

そして再び生えてきたムダ毛は、毛先が鋭く尖りチクチク刺さります。

ムダ毛は雑草のように生命力が強く、表面を刈りとられても「もっと強く伸びよう!」と頑張ってしまうため、剃毛後に再生したムダ毛は前よりも黒々と太くなることがあるのです。

チクチクする毛はただ手触りの心地が悪いだけではなく、痒みを起こします。

下着や衣服の布をポツポツ突き破ってしまうこともありますし、「チクチク毛」はなるべく避けたいところですね。

剃毛は「埋没毛」の原因となる

毛が表皮の上に出てこずに、皮下で育ってしまう埋没毛。

これは毛穴の塞がりが一つの原因となっているのです。カミソリで剃毛すると皮ふだけではなく、毛穴も一緒に傷ついてしまいます。

それで正常に毛穴から皮ふの上へ脱出できない状態(埋没毛)になるのですね。

埋没毛は皮下で育ったムダな毛が皮ふを押し上げるので、黒ずみの色素沈着や赤ニキビ(突起)などの肌トラブルを引き起こします。

運が良ければ自然に治って皮ふから上へ勝手に出てくるケースもありますが、その場合でも毛穴は広がったり荒れたりしていますのでダメージゼロとは言えませんね。

幼い頃から剃毛をつづけて埋没毛や刺激で肌荒れを蓄積させてしまうと、成長してから肌理(キメ)の荒れや肌の色・くすみで深刻に悩んでしまうかもしれません。

生兵法は大怪我のもと。

中途半端な知識や自己処理で大切なお子さまの肌を傷めてしまう前に、専門家に相談することもおすすめです。

お子様のムダ毛ケアは慎重に考えてあげてくださいね。