番号・タイトル:【10】無性毛と性毛
ライター名:ミナト香選

ムダ毛と一口に言っても「無性毛」と「性毛」という二種類に分かれます。

この二つの違いについてご存知でしょうか? 

ムダ毛対策をするには、その性質や特徴を知ることも第一歩となります。今回は無性毛と性毛の違いについてご紹介していきましょう。

無性毛とは?

無性毛は人の身体に生まれつき生えている毛のことを指します。

例えば髪の毛や眉毛・まつげなど。そのほか手足の柔らかい産毛も、無性毛に入ります。

この無性毛は性ホルモンの影響をあまり受けていません。

男性・女性共にもともと自然に生えている毛のことで、ヒトには無くてはならない毛と言えるでしょう。

無性毛でムダ毛になるのは、手足の産毛くらいですね。




性毛とは?

性毛とは、無性毛とは正反対で性ホルモンの影響を受けて生えてくる毛のことです。

例えばヒゲ・両脇の毛・胸毛・陰毛の上部(「ギャランドゥ」とも呼ばれています)、そして手足に生える太く硬い毛も性毛に入ります。

性毛は性ホルモンの影響が強いので、第二次性徴が始まる頃からが生えはじめです。

ちなみに第二次性徴とは身体が子供を作り育てられる準備を行いはじめる時期で、この頃から男女の性差がはっきりと分かれはじめます。

いわゆる「思春期」の頃です。

性毛にはこのような特徴があります。

◇太さ:無性毛より太い毛が多い。

◇生えかた・毛の強度:まばらで丈夫(毛包という、皮ふにくっついている組織が頑丈で強い)。

◇におい:体臭が発生する汗腺(アポクリン汗腺)を持つので有臭。

そして性毛には「男性毛」と「両性毛」の二種類があります。

男性毛とは、男性ホルモン(主にテストステロン)の分泌によって伸びてくるムダ毛です。

そして両性毛は、男女どちらでもそれぞれの性ホルモンの影響を受けて生えてきます。

男性毛の一例は、ヒゲ・胸毛・陰毛の上部・背中の毛・手足の硬い毛・頭頂部や前頭の一部の毛などです。

両性毛には、両脇の毛・陰毛の下部の毛などがあります。

女性が気になるムダ毛はこの性毛の中の「男性毛」に分類されるものが多いので、男性毛の成長を抑える処理が効果的だということが判りますね。

思春期のホルモンバランスの乱れで、性毛が増えることがある

成人女性の男性ホルモンの分泌量は、男性に比べて約10分の1量程度です。

しかしまだ身体が出来上がっていない思春期ではホルモンのバランスが乱れがちで、分泌量が増えるケースもあります。

男性ホルモンは性毛・男性毛を増やすので、思春期女子には深刻な悩みの種ですね。

思春期とは、日本産婦人科学会によると「初経(初潮)が始まってから月経が安定するまでの期間」と定義されています。

「月経が安定するまでの期間」というのが漠然としていますが、だいたい17歳から19歳くらいの十代後半の年齢と考えるのが一般的です。

この思春期には卵胞ホルモン(エストロゲン)などの女性ホルモンも分泌され始めます。

しかしまだ分泌のリズムや分量が不安定なので、ホルモンのバランスが崩れがちになるのです。

思春期は成長過程なのでホルモンのバランスが乱れるのはある程度仕方のないことですが、食べるものや生活習慣の改善である程度ムダ毛を抑制することができます。

ムダ毛を増やす男性ホルモンに対抗するには、女性ホルモンを助ける食品を多く摂取するのがベストです。

女性ホルモンの働きを促す働きがある成分で最も代表的なのは「イソフラボン」。イソフラボンは主に豆乳や節分の時にまく乾燥豆など、大豆製品に含まれています。

ムダ毛でお悩みの思春期女子は、毎朝の朝食時のミルク(牛乳)代わりに「豆乳」を取り入れてみるのも良いですね。

また、ホルモンバランスが乱れがちな思春期のお肌に、刺激が強い脱毛・除毛法はおすすめできません。

ムダ毛対策をするなら、性毛の増加を抑えながら同時に肌ケアもしてくれる抑毛ローションの使用が最善ではないでしょうか。